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機械的な完璧とは正反対な洋服お直しの世界。

 当店が行っている洋服お直しは、手仕事です。つまり、人の手で行われている作業です。
 お客様の中には、『ミリ単位で同じ』、『全く同じ色で』といった、“機械的な完璧”を求める方がいらっしゃいます。残念ですが、洋服お直しが手仕事である以上、そういったお客様のご要望には応えられないです。世間で販売されている既製服ですら、全てが完璧に同じモノではないです。

洋服お直しは、洋服の形を崩す作業があり、そこから手仕事で直していく事ですので、完璧に元通りになる訳がありません。

 私は、手仕事とは「不完全を楽しむもの」であると思っています。それは芸術作品と同じではないでしょうか。
画家が風景を描くときでも、そこに画家の感性が入ってこそ芸術になって人の心を打つのです。ただ風景を見たいだけなら素人が写真を撮ればいいだけですから。

 機械で作ったそこそこのクオリティと価格帯の洋服とは、ある意味正反対とも言える手仕事による洋服お直し。何でも機械的な完璧を求める現代において、「不完全なもの」を楽しめる方には洋服を直して着るという心地の良い世界も面白いと思いますよ。

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