愚直なまでの「辛抱」-上手くなる為に必要な事-

この前ストーブを片付けたような気がしますが、今年もストーブと灯油に頼る時期がやって来ました。

一年がとても早く感じますが、本日はちょっとお堅い話になります。

洋裁の技術だけではないですが、技術を習得するには上達するまで耐える「辛抱」が大切です。技術習得とは入り口は狭いですが、奥はどこまでも深いものです。

洋裁の技術の場合、仕事にできるレベルまでに上達するには洋裁学校を出ただけでは不十分です。

正直なところ、技術は教えてもらうのを待っているようでは、上達は難しいです。

「自分で盗んでつかみ取ってやる!」くらいの欲がないとなかなか上手くはならないです。

現場で失敗して、調べて、上手な人の技術を目で見て吸収して、何とかやっていくうちに徐々に上手くなっていくものです。

それは、分かりやすいマニュアルが作られた、少ない労力で大きな成果を得られるようなものではなく、本当にコツコツ続けていくしかないものです。

タイムパフォーマンスが悪いので、最新の仕事と比べれば若者ウケはしないかもしれません。

楽しいと思えるレベルまで到達するには時間がかかりますが、それでも楽しくなってくるまで辛抱すれば、そこからは強いです。

大器晩成を目指して、「辛抱」を頑張りましょう!

この話は、以前に別の技術職の方とお話をした時に話題になりました。どの技術職も似たような課題を抱えているようです。