縞柄についての豆知識

ストライプ

 新年最初のブログは、縞柄についての豆知識というか歴史について投稿しようと思います。

 皆様は、縞柄というとすぐにストライプとボーダーの二つは思いつくと思います。日本だと、縦縞と横縞で使い分けられますが、実は英語だと縦でも横でもストライプと呼ばれます。

 実はこの縞柄は、非常に『目立つ』柄であることから『区別』に使われてきた歴史があります。
例えば、現在は無地が多いですが、昔の映画やイラストを観ると囚人服の柄は縞柄でした。「プリズナー・ストライプ」という名称があり、一般人と区別するために使われていました。

 他にはラグビーのラガーシャツに使われる「ラガー・ボーダー」も、各学校を『区別』するための柄ですね。それぞれ伝統のチームカラーがありますね。

 あと、一番分かりやすいのは、皆様はネクタイの柄って言ったら何がすぐに思いつきますか?多分、斜めのストライプである「レジメンタル・ストライプ」じゃないでしょうか?
「レジメント」は「連隊」の意味で、各学校や軍隊によって配色や縞柄の間隔、右上がりか左上がりかも違います。この「レジメンタル・タイ」はどこに所属しているのか、を区別するためのネクタイです。
多分、ネクタイの柄でレジメンタル・ストライプが多いのは、組織間の区別と帰属を表しているのでしょうね。

 いかがでしたでしょうか?ファッションって不思議なもので生地や柄、各パーツにもそれぞれ歴史や意味があるものなのです。それを知ることで、何気なく着ていた洋服にも違った見方ができるようになるのではないでしょうか。