先日、ネットのニュースで気になる記事を見かけました。
よく大人が言いますよね、「最近の若い者は・・・!」っていう言葉。でも、実は統計的に礼儀が悪かったり、人の失敗が許せなかったりと、寛大な心を持てないのは若い人ではないそうです。車に乗っている人は、よく分かるかもしれませんが、危険運転をしたり、信号無視したり、無理矢理車線を変更したり、逆走したりするのは、若い人がする事は少ない様な気がしませんか?どちらかというと、お年寄りがする運転ですよね。
他にも、席を譲ったり、悪い事をしたと自覚したら謝るのは、若い人の方が統計的にちゃんとできるそうです。逆に、マナー違反をしたり、譲り合うべき時に譲らなかったり、他人の間違いや失敗をいつまでもブツブツ責めているのは、年配の方なのだそうです。だから、よく聞く「最近の若い者は・・・!」っていうのは、最近は通じず、どちらかと言えば「最近の大人達は・・・!」の方が当てはまる事が多いようだとネットニュースに書いてありました。自分の理屈を曲げず、相手の理屈を曲げようとする、って感じですね。
さて、何でこんな話を出してきたかと言えば、当店でも稀に無茶苦茶な事を言ってくるお客様がいます。正直、年配の方々が圧倒的に多いです。いわゆる『当店がどんなサービスをしても喜ばないお客様』ですね。
ハッキリ申し上げて、当店ではそんな、『当店のサービスに喜ばないお客様』は相手にしない事にしています。開店当初は、そういったお客様にも、何とか喜んでもらおうと努力した時もありました。「自分達が悪いのではないか?」と悩んで、サービス内容を変えたり、値下げしたり、色々やりました。正直、どんなお客様の要望も応えようとしてきました。しかし、そんな「この店はこうあるべきだ!」という信念をお客様ごとに変えている様ではいけない、と気付きました。
洋服お直し屋としての当店に来店して欲しいお客様は、前もブログに書きましたが、『本当に服を大切にして、服が好きで、ファッションを楽しんでいる方』です。当店の技能は、そんな方々の為にあります。正直なところ、そんな方々以外の為に当店の技能は使いたくはないです。『喜ばないお客様』の為に尽力するのではなく、『当店のサービスを喜んでくれるお客様』の為に尽力するのが、当店の信念です。